
神官長。第一部終盤から登場する神殿でのマインの庇護者兼教育係。
貴族出身だが、訳あって神殿にいる。
神殿長に次ぐ神官長の地位につき、神殿の実務を一手に引き受ける。
政変による貴族の激減とそれに伴う魔力不足を補うため、マインの魔力には大いに期待している。
巫女としての仕事の他に、青の衣を纏う者(貴族)としての常識をマインに教えるのも仕事のうち。
そのスパルタ教育に文句を言いながらもついてくるマインを内心では高く評価し、気に入っている。
感情を表に出すことが苦手だが、マインが持ち込む騒動に否応なく関わるうちに、少しずつ人間らしさを取り戻していく。
「勝てない勝負はしない主義」で、邪魔者はどんな手を使ってでも排除する冷酷さと腹黒さを併せ持つ。
苦労人ゆえ、20歳なのに30歳に見える。
本好きの下剋上
目覚めると、そこは本のない異世界だった――
活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まってすぐのことだった。
気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。
そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。
マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。
ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。
兵士の娘では、とても手が届かない。
どうしても本が読みたいマインは決意する。
「本がなければ作ればいい」
体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。
果たして、マインは本を作ることができるのか!?
マインの本を作る冒険が、いま始まる。
#本好きの下剋上 #AscendanceOfABookworm #フェルディナンド #Ferdinand #長袖 #黒靴 #青髪 #2019年 #ファンタジー #亜細亜堂