
マインの幼なじみ。
ベンノの店・ギルベルタ商会で商人見習いとして働いている。
「マインが考えたものは、ルッツがつくる」という契約魔術を交わしている。
虚弱ですぐ倒れるマインの体調管理を任されていて、神殿の送り迎えもルッツの担当。
四人兄弟の末っ子で兄たちは全員、父親と同じ職人の道を進んでいる。
元々、家族から商人見習いになることを反対されていて、そのことで家族との間に溝が出来ている。
夢を理解してくれない両親に対して悔しさを抱えている。
マインの秘密を知っている。
本好きの下剋上
目覚めると、そこは本のない異世界だった――
活字中毒で本を偏愛する大学生・本須麗乃は、不慮の事故で命を落とす。それは、念願である図書館への就職が決まってすぐのことだった。
気が付くと麗乃は、貧しい兵士の娘・マインとして転生していた。
そこは、魔法を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。
マインは、本があれば生きていけると自分を鼓舞する。
ところが、識字率が低く印刷技術もないこの世界では、貴重で高価な本はお貴族さまのもの。
兵士の娘では、とても手が届かない。
どうしても本が読みたいマインは決意する。
「本がなければ作ればいい」
体力もない。お金もない。あるのは麗乃時代に読み漁った読書による膨大な知識だけ。
果たして、マインは本を作ることができるのか!?
マインの本を作る冒険が、いま始まる。
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